イキシマオシマイ

France_pan2010-03-01

終わりましたイキシマ、満足です。
ほんとにね、出演者て立場で関われてよかったです。オーディション受けた自分がえらかったよ!そこから始まって公演は終わったけどいっぱいのもんが残ったみたい、これからじわじわわかる予感。これに出演したことを物凄く喜んでくれた父の姉(洋子さん)と弟。それは同時に父が生きてたら物凄く喜んでくれたんやろうってことにつなげずにはいられない、そのことはあたしを物凄く幸せにしてくれるんです。観に来てくれた家族は「意味わからんかった。。」といつもどおりの感想をくれました。ごめんよ、いつかわかりやすい芝居にもでれたらいいねんけどな-。で、イキシマ稽古は途中結構演出にぐるぐるがんじがらめにされ(勝手にそう思っている)動けないような息苦しい日々を送っておりました。しんどかったんです、かなり頭抱えてうなされてました。おかげで自分が本番何日か前におたふく風邪にかかってくるしかったのも稽古がくるしいのと勘違いしてみたりしたぐらいでした。でもそんなおたふくさんが完治するかしないかの本番初日打ち上げの帰りがけに演出から「今日良かったよ、速水の良さはぼそぼそ喋るとこやねんからもっとぼそぼそ喋ったらいい」ってゆってもらってあたしは、ポーンって聞こえました。ポーンていうのは内部的な音で、ぐるぐるまきがとれた音です。それからあたしはぐるぐるまきのときを忘れずにそのうえの自由にとんでいきました。ぐるぐるまき状態が長かったおかげです、満足できたのは。ほんとにありがとうございました。おたふく風邪のとき、精華では場当たりしてるのにあたしは家の中にいて意味わからんくてあたしだけ異次元にきたみたいでした、ココドコ-イマナンジ-?てかんじでした。そのときの丸井さんからのメールはあたしを正気に戻してくれたありがたいメールでした、どうもご面倒おかけしてすいませんでした。そんな風にしながら同じ時間をすごした共演者のみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。いたらないあたしにも大きな心で向き合ってくれてほんと感謝です。最終の公演終わって楽屋に帰ってきて、たかざわさんと目があったときには泣いてしまいそうで思わず目をそらしてしまった。イキシマ終わりました。
出てた人も作ってた人も観に来た人も、みんなでイキシマだったと思いました、ほんとにどうもありがとうございました-!

写真は、出演を喜んだ洋子さんが送ってくれたブレッソンとかフェリーニの本。こんな、本とかばっかりの毎日でした。