ルーツ

劇団ひまわりのチャリティー公演に出演してきました。約一か月前にお誘い頂いてリーディングってことと稽古が本番前日だけってことしか聞かされずにその日を迎えたんですよ。稽古の日と本番の日、この二日間で一番緊張したのは稽古の日、劇団ひまわりのビルに入る瞬間でした-。
内容は、想像以上にちゃんと真正面から震災と向き合った感じでびっくりしましたわ。だからすごいしんどかった。すごいと思った、ひまわり。ほんとはちょっとなめてかかってたかもしれん。だからよけいにかなりの集中力で挑ませてもらえました。
ほんでこれは準備するの大変やったんちゃうか、ってすぐわかった。沢山の詩人のかたや外国の映画監督へ許可を頂くことなんかの大変さとか。なんしか構成やら44人もの人間をまとめることとか、わたしなんかがその本番前日の稽古に行ったら、やることととかは、きちんと決まっていてテキパキと稽古は進んでいく。演出の木嶋茂雄所長を中心に劇団員のかたたちの働きはほんまに気持ちが良かった、すばらし-!
なんか、芝居中の挨拶ぽい中でも言われてた「わたしたち」って言葉が、なんか、わたしって劇団ひまわりにいたの事実やしだから呼んでもらってシアターぷらっつに立ってたんやけど、ひまわりにいた期間は短かったし先輩劇団員さんと絡んだ事もなかったし、結局正式に劇団員にもならずに、そそっとやめていったから、わたしがひまわりにいた事なんて極少人数しか知らんやろうしもう忘れ去られてると思ってて、それを悲しい寂しい事とも思うこともないくらいに捉えてた。だから、「わたしたち」って言葉に最初ちょっと戸惑ってしまった。
稽古やって、ゲネやって、本番二回やってってして、そんで最後打ち上げの時には、なんてゆうか、法事で親族が集まった。例えが悪かったら親戚の結婚式に行ったでもいいけど、なんしか、顔観た事ない人が殆どやけど、ここにおる人たちとわたしは同じ血が流れてるんや-。てゆう、あの感覚。昔から繋がってた、自分もよくわかってなかった、わたしのルーツを見つけたってこと。
帰り際に所長に挨拶とお礼を言いにいった。ありがとうございましたって言ったら、ありがとうなっで返してくれた、えへへ。
またやりたいな、今度はちゃんと稽古してやりたいな、とか言ってくれた。すごい嬉しかった。たぶん色んな決まりで、ひまわりやめたわたしとはやれることは、ナイと思うんやけど、真剣にゆってくれたのがすごい嬉しかった。わたしもやりたいですよ!たぶんわたし、じぶんでマイナスなこと言うのもなんですが、つかいずらい役者なんですわ。まともにかまってくれるのは深津さんぐらいなもんで、ほんとアカンねんけど、たぶんそう言えば木嶋先生もわたしをどうにかしてくれる演出家さんなのかもしれ-ん!
ま-、なんしか劇団ひまわりは、思ってた以上にすごいとこやった。それはたぶん木嶋所長あってのことなんやろうっておもったのでした。さあみんな劇団ひまわりはいいところだよ、みんなでひまわりに入ろう!!!!!!なんちゃって-