点在する、私の稽古場日誌7

 
8月9日(日)

 今日は18時半からスタッフさんも見守る中、初の通しをしました。
通しで実際に初めて使う小道具や消えものがあって、私はちょっとテンパリの連続でした。まだ一ヶ月以上前ですが、なんとか通せました。でもこれから崩して崩してまた作っての日々が始まる気がします。
繊細な舞台ですので、お稽古でもエアコンはオフ。だらだらと静かに汗を流しながら通しました。今日は稽古の途中でゴキがでました。あーフルネームも書きたくない虫です。だーいっ嫌いです。私はモップで「おらー」と言いながらしとめました。稽古を中断してすみません。私は流れの一環でやるつもりだったのですが、やっぱりハプニングに動転してしまいました。本番でもし遭遇したら、誰かのお靴で静かに退治したいと思います。自分のは、絶対に、イヤ。
 先日友達に会って、ご飯食べたり、買い物したりしました。
そして私のお誕生日プレゼントももらいました。彼女も7月生まれなのに、、私ったらもらいっぱなしです。生まれて初めて万年筆をもらいました。ドイツ製で、子供用のきみどり色ですごくかわいい万年筆です。初めての私もこれなら上手に書けそう。インクも色鉛筆みたいにたくさんの種類があって、変えインクももらいました。ロイヤルブルーとターコイズ
「お稽古で、なにか書き込むときに使ってほしい」と言われました。なんか、その言葉がうれしかった。
早速、万年筆でダメだしや指示をノートに書いています。万年筆は背筋がピンとして気持ちまで引き締まります。ダメだしもしっかり自分の脳にインプットしようとします。
私のノートにはすてきな色のダメだしが並んでいきます。人生で忘れられない贈り物です。
彼女にお手紙を書きます。もちろん、ロイヤルブルーの万年筆で。