へっどしょっとあんどれじゅめ

こんにちは、恭平です。

本日も前回に続いてNYにおけるオーディション事情について少し書きたいと思います。

駆け出しのアクターはとにかくオーディションを受けまくります。一日に5個、6個は当たり前、ぐらいの勢いで。前回述べたようにして受けたいオーディションを決めてからオーディション会場に向かうわけですが、オープンコールでない限り、その前に申し込みをしなくてはいけません。俳優は受けたいオーディションを開いている団体なりプロダクションなりに自分の情報を送ります。

自分の情報とは、すなわちヘッドショットとレジュメ(履歴書)のことです。それらをホッチキスで張り合わせ、表は写真、裏はレジュメ、という状態にして出来上がり。これを郵送なりEメールなりで送って申し込むわけですから、このセットは本当に必携で、これがないとオーディションにいくことすらままなりません。

ヘッドショットは大体自分の胸から上のアップの写真。あまり主張しすぎないニュートラルな服を着て撮る人が多いです。自分でセルフ・タイマーで撮った写真や友人に撮ってもらった写真をヘッドショットにしている人もいますが、あまりそれはいいアイデアではないようです。素人臭い写真を送ってくる俳優は即切り捨て、というオーディションも多いようですから。ある程度公平であるとは言っても、何百人、何千人と見るわけですからそういう足切りも必要なんですね。

レジュメには年齢、身長、体重、髪の色、目の色などを記載します。それに加えて映画、テレビ、舞台など自分のアクティング・キャリア。特技なんかも書いたりします。国籍を書く必要はありません。

で、それらを送ると、いついつにどこどこに来てください、という風に先方から連絡がきます。こなかったりも、します。

ドキドキしてきました。さあ、オーディションにいきましょう。

続く。