ずっと口の中で唱えてる
以前、ロメール先生の事を書きましたが、今度はサリンジャーですよ。
何だか続くな〜。
突然、失礼。
ちょっと前ですが、作家のJ・D・サリンジャーが亡くなったそうで。
『ライ麦畑でつかまえて』とか書いてて、でもその後ずーっと隠遁生活してて、執筆はしていたらしいけど一切未発表。生きながらにして〈伝説の作家〉と呼ばれていたから、訃報のニュースが流れてもあんまりピンとこない。
で、新潮社文庫の『フラニーとゾーイー』を読み返しているのですが...面白い!!
初めて読んだ時は、面白いなって思っただけなのですが、今はもう少し、ぐーっとお腹の底までおちてくる感じ。はまる。
フラニーがずっとずっと口で祈りを唱えてるのって、役者が何度もセリフを繰り返ながらからだに叩き込もうとしているのに似てるなぁって、ちょっと思った。