『ライヒ』

どうも、月曜日です。永田です。
何を書こうか・・迷ってしまったので、大好きな芝居を紹介します。


永田が強い衝撃を受けたお芝居。
阿佐ヶ谷スパイダースの『ライヒ』です。
演劇初心者のあたしにとって、もうこれは本当に刺激的でした。
ドラマや映画では成り立ちにくい設定・ストーリー。
だから現実味はないんですけどね。散りばめられたブラックな笑いが心地良く、徐々に引き込まれてしまったんです。
空気感。
お芝居が映画やドラマと決定的に違うのは、劇場の空気までも演出できる所なんですね。
公演中の2時間・3時間は、そのお芝居の世界を体感出来るんです。もちろん、良いお芝居に限り、ですけど。
あたしは、2時間以上『ライヒ』の世界にどっぷりと浸かり、とっても嫌な気持ちになりました。
そんな気持ちになったのは初めてで、かなり新鮮でした。
笑わせるとか、泣かせるとかと同様に、嫌な気持ちにさせる事もある種の表現だというのを教えてくれた作品でした。
本当に大好きなお芝居です。


因みに、あたしの好きな場面は、主役のオガーが惨殺されたイルカの頭を被る所です。