お金の唄

 先日、青年団の大阪公演「東京ノート」を予約しようと思ってHPをみたら、月曜日以外全公演「完売」でした。私は最近3000円前後の演劇公演で「完売」の文字がずらりと並んでいるのを久しぶりに見た気がします。
 私は今回は「京都かよ!」に出演しないので、前回の「点在する私」の決算報告書を作ったり、今回の小道具代、衣装代を考えたりしています。私のお昼の仕事も「お金」に関わる仕事で、私は朝から晩まで「お金」のことを考えている時間がかなり多いです。自分のお金のことじゃないけれど、人生で一番「お金のことを考えている」時間が多いです。
 お金が入ってくるには人が必要。最近思ったことです。言わなくてもわかっていることなんですけど、それは演劇に限らずどの業界にも共通しているように感じます。人に来てもらって、見てもらって、クリックしてもらって、味わってもらって、業種が「人間の三大欲」に関わっているかいないかの差はあれど、人が関わって初めて「お金」が生まれてきます。超お金持ちのパトロンさんが出現したら別ですけど。
 魅力がある=集客力がある、とは思わないけど、集客力がある=魅力がある、はちょっと成立する気もします。人を惹き付けるモノとは何なんでしょう。。。「完売」の文字に夢をみました。「完売」には大きなエネルギーが渦巻いています。演劇を観たい欲、何欲になるのでしょう。
お金について考える、最近の本條でした★